東日本大震災および福島第一原子力発電所事故により、われわれ福島県民の生活や財産は広範かつ甚大な被害を受けました。
地震、津波による住居とその周辺への被害、そして放射性物質による環境汚染は、われわれの住環境を一変させました。
今後、失われた生活、財産、住環境を取り戻すべく、がれきの処理、建物の建て替えや修繕、耐震補強、放射性物質の除染、新エネルギーへの移行など、さまざまな取り組みを行ってかなければなりません。
しかしながら、中小企業にはヒト、モノ、カネ、情報といった経営資源が不足しており、前述の取り組みを実施するにあたって、極めて不利な状況に立たされています。
本組合は中小企業の経営資源、とりわけ各専門分野の知識と人材を結集させることにより、加入中小企業が福島県民の住環境復興に関わる事業へと参加することを可能にします。
公的機関とも連携を図りながら組合活動を展開し、福島県民が安全かつ安心して暮らせる住環境を取り戻すべく、中小企業等事業協同組合法に基づいて事業協同組合を設立いたします。
このホームページにお越しくださった皆様に、まずは感謝とお礼を申し上げます。
東日本大震災は、ふるさと福島県に大きな爪痕を残しました。震災後となる困難の時代、ふくしまの復興のために皆で力を合わせてできることはないだろうか…そんな思いが、この協同組合を立ち上げるきっかけとなりました。
私たち、福島県に住む人間は、この大災害の被災者です。しかしその半面、私は被災者になりきってしまってはいけないとも考えています。
震災後は全国各地から、さまざまなご支援や励ましのお言葉をいただきました。これらに対する感謝の気持ちはとても言い尽くせませんが、一方で「日本中の、いや世界中の方々が応援してくれているからこそ、ふくしまに住む私たちがもっと頑張らなければ」とも考えてしまうのです。
私たちは「一日も早い復興、地元からの復興、全員での復興」をスローガンに、一丸となって福島県の除染を進め、そして安全かつ安心して暮らせる住環境を取り戻せるよう邁進してまいります。皆様におかれましても、これまで同様のあついご支援をいただけるよう、よろしくお願い申し上げます。
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